簿記3級ネット試験の申込・変更・キャンセルはいつまで?「3日前」の期限を整理
簿記3級のネット試験をインターネット申込方式で受験する場合、申込、受験日・時間・会場の変更、キャンセルの期限はいずれも「受験日の3日前まで」が基準になる。公式の例では、受験日が10日なら7日までだ。
ただし、この期限はCBT-Solutionsのマイページを使う「インターネット申込方式」に限られる。ネット試験には会場へ直接申し込む方式もあり、申込方法や締切、支払方法は会場によって異なる。統一試験(ペーパー)の申込方法や受付期間も、各地の商工会議所によって異なる。ネット試験と統一試験のどちらで受けるか自体を検討している場合は、ネット試験と統一試験の比較を先に確認してほしい。
この記事では、2026年8月時点の公式情報をもとに、インターネット申込方式の手続きを申込から試験当日まで時系列で整理する。
最初に申込方式を確認する
日商簿記3級のネット試験には、次の2つの申込方式がある。どちらを利用するかは受験する会場によって決まる。
| 申込方式 | 申込先 | 事務手数料 |
|---|---|---|
| インターネット申込方式 | CBT-Solutionsの申込専用ページ | 550円(税込) |
| 会場問い合わせ方式 | 希望するネット試験会場 | 0円〜。会場により異なる |
CBT-Solutionsは、インターネット申込方式の受験者登録や予約に使うシステムを運営している。この記事で説明する「受験日の3日前まで」「マイページで変更・キャンセル」というルールは、この方式の話だ。
会場問い合わせ方式では、窓口、電話、インターネットなど、申込方法が会場によって異なる。申込締切や支払方法も一律ではないため、希望する会場へ直接確認する必要がある。会場は日本商工会議所の商工会議所ネット試験施行機関リストから探せる。
インターネット申込方式で受験予約する
インターネット申込方式は、CBT-Solutionsの試験概要ページから手続きを進める。受付はインターネットのみで、公式が示す流れは次のとおりだ。
- 受験者登録(新規登録)でマイページを作る
- マイページから受験予約をする
- 受験予約の完了
受験予約は、受験日の3日前までに完了させる必要がある。また、予約できるのは申込日より3日目以降の試験日であり、申込当日、翌日、翌々日の受験は予約できない。
そのため、空席が見つかったとしても、直後の日程を選べるとは限らない。予約画面を開く前に、希望日が申込日から必要な日数を空けているか確認する必要がある。
ネット試験には施行休止期間がある
ネット試験は随時施行だが、年間を通じて毎日受けられるわけではない。統一試験の前後に施行休止期間があり、その期間中は受験できない。
2026〜2027年度の施行休止期間は次の4期間だ。
- 2026年4月1日(水)〜4月13日(月)
- 2026年6月8日(月)〜6月17日(水)
- 2026年11月9日(月)〜11月18日(水)
- 2027年2月22日(月)〜3月3日(水)
希望日を決める際は、「受験日の3日前まで」という申込期限だけでなく、施行休止期間に重なっていないことも確認する必要がある。
受験料を支払う
2026年8月時点の日商簿記3級の受験料は3,300円だ。インターネット申込方式では、別途550円(税込)の事務手数料がかかるため、支払総額は3,850円になる。受験料以外も含めた費用の全体は簿記3級の費用整理で扱っている。
利用できる支払方法は次の3種類だ。
- クレジットカード決済
- コンビニエンスストア決済
- Pay-easy(ペイジー)決済
コンビニ払いには支払期限がある
コンビニ払いの支払期限は、申込日から起算して3日目だ。期限を過ぎると、その申込は自動的にキャンセルされる。
選択した支払方法を直接変更することはできない。コンビニ払いから別の方法へ変えたい場合は、支払期限の超過による自動キャンセルを待ち、改めて申し込むことになる。その間に希望日時や会場の予約状況が変わる可能性があるため、支払方法は申込時に確認して選ぶ必要がある。
日程・時間・会場を変更する
インターネット申込方式では、受験日、受験時間、試験会場をマイページから変更できる。期限は受験日の3日前までだ。
「3日前」の数え方は、日本商工会議所のネット試験に関するQ&Aに具体例がある。
受験日が10日の場合は7日まで
つまり、10日に受験する予約なら、7日中が変更手続きの期限になる。8日以降は期限を過ぎているため、変更できない。
変更の受付場所はマイページのみだ。予定が変わる可能性がある場合は、予約した受験日から逆算し、手続きできる最終日を確認しておく必要がある。
キャンセルも受験日の3日前まで
キャンセルの期限も、日程や会場の変更と同じく受験日の3日前までだ。受験日が10日なら、キャンセルできるのは7日までとなる。手続きはマイページ上のみで受け付けられる。
受験料の決済後にキャンセルする場合は、1,000円+消費税のキャンセル手数料が発生する。金額は日本商工会議所のネット試験に関するQ&Aに記載されている。
受験日の3日前を過ぎると、変更にもキャンセルにも一切対応できない。受験日が近づいてから予定が変わった場合でも、期限は延長されない。
変更・キャンセルに関する案内には、受験サポートセンターも記載されている。
- 電話番号:03-5209-0553
- 受付時間:9:30〜17:30
- 年末年始を除く
なお、試験当日に出席できない場合は欠席となり、欠席の連絡や手続きは不要とされている。連絡が不要である一方、返金についての記載はない。後述のとおり本人確認書類を忘れて受験できなかった場合も受験料は返らないと明記されているため、期限を過ぎたあとは受験料が戻らない前提で日程を組んだほうがよい。
試験当日に必要なものを確認する
試験当日に持参するものは、本人確認書類と電卓だ。そろばんは使用できない。
筆記用具とメモ用紙は試験会場から渡され、試験終了後に回収される。自分で筆記用具やメモ用紙を用意して持ち込む方式ではない。
本人確認書類を持参しなかった場合は受験できず、その場合も支払った受験料は返還されない。使用できる本人確認書類については、申込前に試験概要ページの案内を確認する必要がある。
会場へ到着する時間にも注意が必要だ。CBT-Solutionsの公式案内では、30分以上前に到着した場合、入場を断られることがあるとされている。
統一試験とは申込先と日程が異なる
日商簿記3級には、ネット試験のほかに統一試験(ペーパー)がある。2026年度の統一試験は年3回で、日程は次のとおりだ。
- 第173回:2026年6月14日(日)
- 第174回:2026年11月15日(日)
- 第175回:2027年2月28日(日)
※第175回は2級・3級のみ
3級の受験料は、ネット試験と統一試験のどちらも3,300円だ。ただし、ネット試験のインターネット申込方式では550円の事務手数料が別途かかる。
統一試験の申込先は各地の商工会議所で、申込受付日時や申込方法は商工会議所によって異なる。原則として窓口で受け付けるが、郵送で申し込める商工会議所もある。受験を希望する場合は、試験日の約2〜3か月前を目途に、受験地の商工会議所へ確認する必要がある。
ネット試験のインターネット申込方式に適用される「受験日の3日前まで」という期限を、会場問い合わせ方式や統一試験にそのまま当てはめてはいけない。最初に申込方式を確認し、その方式を扱う公式窓口の案内に従うことが重要だ。
自分の状況ごとの確認順序
これから申し込む人は、まず受験したい会場がインターネット申込方式か会場問い合わせ方式かを確認する。インターネット申込方式なら、受験希望日が施行休止期間に入っていないことと、申込日から3日目以降の日程であることを確認したうえで予約する。コンビニ払いを選ぶなら申込日から3日目の支払期限を必ず守る。
すでに申し込んでいて予定が変わりそうな人は、受験日の3日前(受験日が10日なら7日)という期限を先に押さえる。この日を過ぎると変更もキャンセルも一切受け付けられず、欠席しても連絡は不要な代わりに返金の定めもない。動くなら期限前に、マイページから行う。決済済みのキャンセルには手数料1,000円+消費税がかかるので、キャンセルより日程変更で済むかを先に検討したほうが損は小さい。
統一試験を検討している人は、期限の考え方をネット試験から持ち込まない。試験日は年3回で固定されており、申込の受付方法・期間は受験地の商工会議所ごとに異なる。約2〜3か月前を目安に、受験希望地の商工会議所へ直接確認する。